本作は、浅見理都さんの同名漫画を原作にしたヒューマンクライムサスペンスです。
物語は、クリスマスイブの夜に元警察官だった父親を失った娘が、父の遺した手紙を手がかりに事件の真相に迫るところから始まります。
その手紙には「冤罪」という言葉が記されていて・・・。真相を追う中で、現在と過去、2つの事件が複雑に絡み合いながら展開していきます。
原作者の浅見さんは、「このマンガがすごい!2024」オンナ編第4位に選ばれるなど、今注目されている漫画家のひとりです。
当ブログでは、一部ネタバレを含むドラマと原作の違いや、真犯人の考察を深堀していきます。
「クジャクのダンス、誰が見た?」TBS金曜ドラマ
キャスティングと相関図を頭に入れてくださいね。
配役名 | キャスト名 |
---|---|
山下心麦 | 広瀬すず |
松風義輝 | 松山ケンイチ |
波佐見幸信 | 森崎ウィン |
阿南由紀 | 瀧内公美 |
秋貞隆雄 | 絃瀬聡一 |
赤沢 守 | 野村康太 |
ありさ | 清乃あさ姫 |
西陣 誠 | 斉藤 優(パラシュート部隊) |
染田 進 | 酒井敏也 |
遠藤友哉 | 成田 凌 |
遠藤力郎 | 酒向 芳 |
赤沢 正 | 藤本隆宏 |
赤沢京子 | 西田尚美 |
山下静香 | 仙道敦子 |
木村夏美 | 原 日出子 |
山下春生 | リリー・フランキー |
神井 孝 | 磯村勇斗 |
Ado 主題歌「エルフ」
主題歌の新曲「エルフ」が2025年1月24日(金)23:00に配信スタートし、ミュージック・ビデオも同時公開されています。
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原作者 浅見理都先生のエックス
父の遺した手紙で娘が殺人事件に立ち向かう話 (1/10) pic.twitter.com/aCYjKcSJ8H
— 浅見理都 (@asami_rito) November 11, 2022
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クジャクのダンス、誰が見た?
「クジャクのダンス、誰が見た?」あらすじ
大学生の山下心麦(やましたこむぎ)は、愛する父・春生(はるお)と二人暮らし。幼い頃に母を亡くし、父は警察官として正義を貫く背中を見せてくれた。心麦(広瀬すず)にとって、春生(リリー・フランキー)は父であり、ヒーローだった。
だが、あるクリスマスイブ、心麦の人生は一変する。帰宅すると、自宅は炎の中に包まれていた。絶望の中、知らせを受ける——父が何者かに殺されたと。
悲しみに暮れる間もなく、逮捕されたのは、父が22年前に逮捕した「資産家一家惨殺事件」の犯人の息子・遠藤友哉(成田 凌)。罪深き親の因果は、子供にまで連鎖するのか?
しかし、心麦は父の遺した手紙に「この事件には何かが隠されている」との示唆を見つける。真実はどこにあるのか? 誰が父を殺し、何を守ろうとしたのか?
父の名誉、真実への執念、そして亡き父への愛を胸に、心麦は弁護士・松風義輝(松山ケンイチ)と共に過去の闇へと足を踏み入れる。
明らかになるのは、親子の絆、愛憎、そして正義の複雑さ。二つの事件が絡み合い、心麦を揺さぶる真実のダンスが、今始まる――。
これは、過去と現在が交錯する中で、心に突き刺さる問いを投げかけるヒューマンサスペンス。あなたは、彼女と共に真実を見届ける覚悟があるだろうか?
「クジャクのダンス、誰が見た?」とは?
インドでは「ジャングルの中でおどるクジャクのダンス、誰が見た?」という諺(ことわざ)があり、「目撃者がいなくても価値があると言えるのか?」という意味を持っているのです。
つまり、当事者がウソをついていたとしても、真実からは逃げることはできない。
クジャクのダンスは「事件の真相」にあたり、作者のヒントがタイトルに含まれていると考察します。
これからドラマで始まる事象は、この真相にたどりつくまでの伏線ではないでしょうか。
episode.1 考察(ネタバレ含む)
驚愕の真実が第1話から明かされる!
広瀬すずさん演じる心麦が、リリー・フランキーさん演じる春男の本当の子どもではないかもしれない――。週刊誌の記者、神井(磯村勇斗)が彼女に告げた衝撃の一言から物語が大きく動き出しました。
【Point】感情を揺さぶる瞬間
実家の焼け跡で神井と向き合った心麦は、持っていたお茶のペットボトルを落としてしまいます。この些細な行動の裏に、DNA鑑定が絡んでいる可能性が浮かび上がります。彼が親子関係を疑った理由とは一体何だったのでしょうか?
【Reason】謎の起点となる記憶
さらに思い出されるのは、東賀山一家6人殺人事件。生後6か月の次女だけが助かったこの事件と、心麦の過去が重なるのではないかという疑念が湧き上がります。
もし心麦がその次女だとしたら――刑事だった春男が引き取り、実の娘として育てた可能性が考えられます。
一方で、伯母の木村夏美(原日出子)は心麦の存在を良く思っていない様子。お金の管理を任されているのに、どこか冷たい態度が垣間見えるのは、この秘密を知っているからなのでしょうか?
【Evidence】物語に散りばめられた伏線
遠藤友哉(成田凌)は、松風弁護士(松山ケンイチ)から沈黙の理由を問われた際に「理由を知っているのはクジャクだけです」と答えました。この「クジャク」とは、春男のことを指しているのではないでしょうか。
さらに赤沢刑事(藤本隆宏)が心麦に「遠藤友哉が春男を恨んでいた」と語る場面。しかし、真に恨まれていたのは赤沢刑事自身だった可能性も考えられます。
そして、遠藤力郎(酒向芳)が東賀山一家殺人の犯人として扱われている一方で、それが冤罪ではないかという疑念も残ります。息子の友哉はそれを知っていて復讐したのでは?
【Point】次回への期待を込めて
リュックを背負った謎の男が登場しました。原作にはないリユックにつけた登山用滑落防止フック(?)が、物語の鍵となる予感が漂います。
東賀山一家6人殺人事件を思い出せば、6人は宙づりされていた…。その時に使用したフックでは?と疑ってしまいます。
そして「三木田辰雄」「津寺井幸太」「遠藤友哉」「廣島育美」「阿波山京一郎」「高畑まのか」と6人の名前。春男が残した「逮捕されたなら冤罪だ」という手紙。このリュックの男は6人の中の誰かなのか、それとも…。
想像を超えた展開に心が震える
以上は原作とドラマに違いがあり、私の想像に過ぎません。しかし、この第1話の考察だけでも次回が待ちきれない展開です。
第2話でどのような真実が明かされるのか、皆さんと一緒に楽しみにしたいと思います!
「クジャクのダンス、誰が見た?」感想
「クジャクのダンス、誰が見た?」――真実に向き合うことで見える、大切なもの
愛する人の死、その裏に隠された真実を追い求める物語――『クジャクのダンス、誰が見た?』は、単なるサスペンスを超えて、家族の絆や人の心の深淵にそっと触れる作品です。
主人公の心麦(こむぎ)は、父の死という過酷な運命に立ち向かいながら、真実を追う過程で自分自身と向き合っていきます。家族の絆とは何か、正義とはどのようにあるべきか、そんな重たいテーマがこのドラマの中に優しく、でも確かに描かれています。
この物語を見ていると、ふと自分の家族のことを思い出してしまいます。普段は当たり前のように感じている家族の存在。
でも、もしその人を失ったら?
もし自分が知らなかった真実があるとしたら?
そんな思いが胸に広がり、登場人物たちと一緒に涙し、悩み、考えてしまうのです。
特に心に残るのは、父・春生(はるお)が残した愛の形。彼の言葉や行動が、過去と現在をつなぎ、心麦の支えとなっていきます。
それはまるで私たちが親や大切な人に無意識のうちに受け取っている愛情そのもののようで、胸がじんわりと温かくなるのを感じます。
このドラマは、どこか自分の人生とも重なる瞬間があるかもしれません。失ったもの、守りたいもの、そして赦しの難しさ。それでも、前に進む勇気をくれる心麦の姿に、そっと背中を押される気がします。
『クジャクのダンス、誰が見た?』は、真実と向き合いながらも、人間らしさや温かさを忘れずに描いた物語です。ぜひこの作品を通して、自分にとって大切な人のことについて、少しだけ立ち止まって考えてみませんか?きっと、あなたの心にそっと寄り添ってくれるはずです。
「クジャクのダンス、誰が見た?」ロケ地
判明しているロケ地をご紹介します。随時、増やして行こうと思います。
- 源森橋 (墨田区) 屋台の場面
- 船橋市役所(千葉県船橋市) 警察本部
- 鶴見川堤防(横浜市港北区)山下心麦が神井孝(磯村勇斗)と語り合うシーン
- 千住大川端公園と千住汐入大橋(荒川区)小学生時代の回想シーン
- 町屋斎場(荒川区)
広瀬すずのInstagram
松山ケンイチのエックス
クジャク第1回考察
— 松山ケンイチ (@K_Matsuyama2023) January 24, 2025
観て頂けましたでしょうか?
広瀬すずの「泣くな」って言いながら顎を震わせて我慢してるカット素晴らしかったですね。
あとリリーさん演じるお父さんの優しさが沁みました。さて、第1回目みなさん怪しかった人は誰ですか?
磯村勇人のエックス
ドラマ「不適切にもほどがある!」で磯村さんは「ムッチ先輩」という役名でタイムスリップします。
それを、松山さんがエックスでいじっているのです。
ひとりタイムスリップしちゃってる人いませんか!!? https://t.co/IXaO537bI8
— 磯村勇斗 (@hayato_isomura) January 25, 2025
脚本家の金沢知樹さんは、あの金ちゃん
金沢知樹さんは長崎県出身の51歳。以前、大人気をはくしたフジテレビの恋愛バラエティ番組『あいのり』に「金ちゃん」として出演していたことをご存じですか。
その後、脚本家・映画監督・構成作家・俳優・お笑い芸人など多才な才能を見せ、近年では、大相撲を題材とした一ノ瀬ワタル主演のNetflix『サンクチュアリ 』が全世界で大ヒット!
その脚本を務めたのも金沢知樹さんなのです。映画ナタリー公式
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